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エンジニアは、必ずしも資格が必要な仕事ではありません。ただし、プログラミング言語など専門の知識や技術が必要となってくるため、自分の力を客観的に証明できる資格を持っていると、就職や転職が非常に有利になります。これからエンジニアを目指す人は、基本的な理解を示せる資格を、すでにエンジニアとして仕事をしていて、さらに活躍の幅を広げたいという人は、より高い実力を示せる資格を取得するといいでしょう。エンジニアに役立つ資格にはいろいろありますが、なかでも特定のベンダーで仕事をするときに役立つのが、ベンダー資格です。例えば、「マイクロソフト MCSE」は、世界最大の コンピュータソフトウェア起業であるマイクロソフト社が認定する、システムエンジニアの資格です。マイクロソフト製品を使って、業務に最適なシステムの設計や管理、トラブル処理などサポートを行うエンジニアを対象にしています。試験は全国の会場で、月曜日から土曜日まで行われていますので、社会人でも受けやすいでしょう。それから「シスコ技術者認定」というネットワークエンジニア系の資格もあります。これは、アメリカのカリフォルニアに本社を置く世界最大のコンピューターネットワーク企業のシスコシステムズが認定している資格です。シスコシステムズの製品をサポートするスペシャリストを対象にしたもので、5つのレベルの試験が用意されています。同じくベンダー資格では「オラクルマスター」というものもあります。日本オラクルが認定する、オラクル社製品をサポートするエンジニアのための資格です。4つのレベルがあり、下からブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナとなっています。なかでもプラチナは難易度が高く、持っていると高い評価が受けられる資格となっています。受験料もプラチナ以外は1万5750円ですが、プラチナは29万4000円となっています。かなり高額ですが、取得しておけば将来おおいに役立つ資格といえます。実力がついてきたら、ぜひトライしたい資格です。これらのベンダー資格は、それぞれのベンダーでのみ有効な資格となりますので、他のベンダーではなかなか役に立ちませんが、専門性を極めたいベンダーがあればチャレンジしてみるといいでしょう。このほかにも、エンジニアとして取得しておきたい資格はいろいろあります。これからエンジニアを目指す人はもちろん、エンジニアとしてさらに力をつけたいという人も、一度チェックしてみるといいでしょう。